カバラ数秘術とは？運命数から読み解く、あなたの本質・使命・運勢

カバラ数秘術とは、「カバラ」という神秘主義思想に基づき、個人の生年月日などの「数」を用いて人の運命や性格を占う占術です。

カバラ数秘術は「数秘術」（Numerology）と呼ばれる学問・占術の一種です。この他にもいくつかの数秘術が存在しており、数秘術の原点とされる「ピタゴラス数秘術」、今回のテーマとなる「カバラ数秘術」、そしてそれらを基に独自の思想や手法を取り入れながら発展してきた「現代数秘術（モダン・ヌメロロジー）」の三種類が代表的なものとして知られています。

ここから先では、カバラ数秘術について詳しく見ていきましょう。

カバラ数秘術では、ゲマトリア（Gematria）という技法を用いて文字を数に変換していきます。

ゲマトリアは「アイソプセフィー」（Isopsephy）という古代ギリシャの商取引で用いられていた記数法に由来するとされます。これはもともと数字を持たない文字文化の中で、様々な数を表記するためのアイディアとして生まれたものでした。このアイソプセフィーの手法を取り入れたユダヤ人によって、後に数秘術と組み合わせて体系化されたのがカバラ数秘術です。

ゲマトリアを導入することによって文字から数を導き出すことが可能になったため、カバラ数秘術は、生年月日といった数だけでなく、人の名前からも数を導き出すことができるようになりました。これにより、カバラ数秘術による占いでは生年月日だけでなく名前も取り入れ、より詳しく占うことが可能となっています。

それでは、ゲマトリアを用いて文字を数に変換するとはどういうことなのか、カバラ数秘術のあとに成立した現代数秘術を例に見ていきましょう。
カバラ数秘術よりも後に成立した現代数秘術（モダン・ヌメロロジー）においては、以下の表のように1から9までの数とアルファベットを対応させることで数を算出する方式のゲマトリアが用いられています。

この方式を用いることで、その人の氏名から数を導き出して、本質や運命を読み解くことができます。
例) 田中　太郎さん
TANAKA TARO　→　215121　2196

※ヘボン式ローマ字を用いるため、長音の“O”や“U”は表記しません。

カバラ数秘術を理解するための欠かせない要素として、「セフィロトの樹」もしくは「生命の樹」と呼ばれる概念があります。

カバラの神秘思想の中では、「生命の樹」は全ての存在が発展していく過程とエネルギーの流れを表すとされます。この生命の樹は10の「セフィラ」（sefirah）とそれらを繋ぐ22の道（「パス」と呼ばれます）で構成されています。「セフィロトの樹」という名称は、ヘブライ語で「セフィラ」の複数形が「セフィロト」（sefirot）となることに由来しています。

10のセフィラは、それぞれ「慈悲」や「知識」など、神の持つ属性の多様な側面を表しています。そして、それらのエネルギーが人間の世界へと流れていく様子がセフィロトの図で示されています。 各セフィラは人間の性格や運命を明らかにする要素を持っています。各セフィラとカバラ数秘術の数を対応させることで、数字や文字に秘められた意味を解釈する手助けとなります。

◆第一のセフィラ「Keter（ケテル）」･･･王冠

◆第二のセフィラ「Chokhmah（コクマー）」･･･知恵

◆第三のセフィラ「Binah（ビナー）」･･･理解

◆第四のセフィラ「Chesed（ケセド）」･･･慈悲

◆第五のセフィラ「Gevurah（ゲブラー）」･･･峻厳

◆第六のセフィラ「Tiphereth（ティファレト）」･･･美

◆第七のセフィラ「Netzach（ネツァク）」･･･勝利

◆第八のセフィラ「Hod（ホド）」･･･栄光

◆第九のセフィラ「Yesod（イェソド）」･･･基礎

◆第十のセフィラ「Malkuth（マルクト）」･･･王国

カバラ数秘術では、“運命数”を求めることで、本人の性格や運命を知ることができます。運命数はその人の本質を表す数字となるため、生まれ持った資質や価値観を大きく反映します。

カバラ数秘術による占いはあなたの人生における使命や、本当の自分の姿が何であるのかを教えてくれます。

カバラ数秘術の運命数は、生年月日（西暦）の8桁の数字を、一桁になるまで足し合わせて求めます。

例えば、1970年8月23日生まれの場合は
1 + 9 + 7 + 0 + 8 + 2 + 3 = 30
3 + 0 = 3
運命数は「3」となります。

このように、計算結果が「1」～「9」となる一桁の数を「ルートナンバー」といいます。

次に、1950年5月2日生まれの場合は
1 + 9 + 5 + 0 + 5 + 2 = 22
このように、計算結果が「11」「22」「33」のとき、これ以上計算する必要はありません。これら3つの数を「マスターナンバー」といいます。

カバラ数秘術において、12個ある運命数はそれぞれ、人の性格や恋愛傾向を明らかにします。一つずつ見ていきましょう。

◆運命数「1」の人の特徴
1は始まりの数字であり、始まりやパワーのイメージです。明るく活発で、周りを先導するリーダーのような役割を果たします。恋愛においては、自立心と一途な性格から、好きになった相手へ深い愛情を注ぎます。

◆運命数「2」の人の特徴
2は自分と相手、双方の存在から関係性のイメージがあります。協調性やバランス感覚に長け、人間関係における橋渡し役となります。恋愛においては、優しく包容力のある性格で周囲から好意を引きつけます。

◆運命数「3」の人の特徴
三角形に代表される3は、自分と相手の枠を超えたもののイメージです。好奇心旺盛でクリエイティブな才能があり、自由に生きることを好みます。ピュアな心と自由な恋愛観を持ち合わせており、難しそうに見える恋愛も乗り越えていきます。

◆運命数「4」の人の特徴
4は四角形のように土台や安定のイメージです。地に足着いており、地道にコツコツと努力を続けられる人です。誠実さと現実的な視点を持ち合わせているため、恋愛においては頼られることが多くなります。

◆運命数「5」の人の特徴
5は星のイメージで、華やかさやユニークさを象徴します。積極的な部分も相まって目立つことが多く、また人の個性を大切にします。恋愛においては、お互いの自由を尊重しながらも、情熱的な恋愛を楽しむ傾向があります。

◆運命数「6」の人の特徴
6は非常にバランスのとれた数字で、平和を好むロマンチストなイメージです。相手を思いやる奉仕の精神を持っており、周囲のムードを和ませます。恋愛においては、深い愛情を持ち、自分より相手を優先させることが多いです。

◆運命数「7」の人の特徴
7は捉えどころがなく、ミステリアスなイメージです。論理的であり直感的という、相反する二面を持ち合わせています。恋愛では、情熱的な恋を追求し、相手に対して献身的なアプローチをします。

◆運命数「8」の人の特徴
8は立方体のイメージで、組織力や統率を象徴します。集団を率いるパワフルさがあり、負けず嫌いで常に前進し続ける人です。恋愛においては、比較的受け身なところがあり、恋愛と結婚を冷静に見つめます。

◆運命数「9」の人の特徴
9はルートナンバーで最後の数字であり、全てを包み込むイメージがあります。感受性豊かで共感力が高く、博愛精神に溢れた人です。恋愛においてはロマンチックな恋愛を求め、精神的なつながりを大切にします。

◆運命数「11」の人の特徴
11は運命数「1」の力強さと「2」の調和が両立したイメージです。神秘的なオーラがあり、自分の世界観が確立されています。恋愛においては、人気者になりやすく、一目惚れが多いという傾向があります。

◆運命数「22」の人の特徴
22は運命数「2」のバランス感覚と「4」の安定性が合わさったイメージです。人望があり、やると決めたことを次々と実現していくような実行力があります。恋愛においては、恋愛そのものを楽しむタイプで、分け隔てなく魅力的な人物として映ります。

◆運命数「33」の人の特徴
33は運命数「3」の自由気ままさと「6」のロマンチストを兼ね備えたイメージです。発想や行動が常人とはかけ離れており、広い視野を持ちます。恋愛においては、プライバシーを重視し、一定の距離を保ちつつ恋愛をする傾向があります。

Love Me Doの「数秘術」は、数千年かけて研究が積み重ねられてきた「数の理論」を用いて、あなたの本質や隠された個性、運勢、人生が大きく変わる転機、その日付までピンポイントで占います。

同じ計算を何度行っても結果が変わらないように…数の法則は絶対です。この先であなたの現実を占っていきましょう。